観葉植物からキノコが生えたので

テレワークに伴い、仕事環境でもある家の部屋を少しでも快適にしようとして、3月に導入した観葉植物たちですが、なんと…その観葉植物たちの土からキノコが生えてきました。


最初にそのキノコを見てしまったときは、ぎょっとしました。
未知の生物との遭遇とはまさにこんな感じなんだろうなと思いました。


さて、そのキノコがこちら↓
閲覧注意です!!



黄色くてなんだか毒をもってそう…
恐くなってピンセットで引っこ抜きましたが、生え際にも小さなキノコたちがびっしりしており、しめじかよ!?となりました。


観葉植物を買ったけど、キノコが生えてしまった…なんていう人に、私が行った改善方法をご紹介して少しでも役立ててもらえれば幸いです。


そもそもこのキノコの正体


そもそもこのキノコはなんなんだろう…
と調べてみたところ


コガネキヌカラカサタケと言われるキノコのようです。


熱帯地方原産のキノコで、市販されている土に紛れ込んでいるようですね。
そして暖かくて湿気が多いと発生するようです。


確かに3月に観葉植物を導入してから、初めての夏になります。
ここにきて条件が整い菌が成長したのですね。


このキノコですが、生えても観葉植物には影響はないようです。
なので特段処理する必要はないのかなあとも思うのですが、生体になると大量の菌をバラまいてしまうので、幼体であるうちに抜いてしまうのがよさそうです。


なるほどです。
高温多湿…キノコさんは私に部屋の状況を教えてくれました。


確かにエアコンを稼働して涼しくしているつもりでしたが、観葉植物がおいてある窓際はそうは言っても暖かいのですね。


そして風通しも悪く、定期的に繰り返される水やりや霧吹きによって、高温多湿状態になったようです。


この状況を改善しなければ、またキノコはやってくる…のです。

風通しをよくしよう


よし!風通しを良くすればよいのだなと、対処療法的に扇風機を設置してみました。


これでその場は凌げるなあと思ったのですが、そもそもなぜ風通しが重要かを私はよくわかっていませんでした。


さて、なぜ風通しが重要なのか。
それは、風通しを良くしないと、水やりの後の土が乾かないため、植物が根腐れしてしまうからなのだそうです。
また、病気やカビの対策のためにも風通しを良くする必要があるようです。


キノコって菌ですよね…
キノコが生えるのは、ジメジメとしたところな印象があるのですが…つまりはそういうことなのだと思います。


根腐れ…とは聞いたことはあるのですが実際どういう状態なのかを私はまだ知らない…
根腐れとは、文字通り根っこが腐ることで、それにより根から水や酸素を吸収できなくなるのだそうです。
そして、水や酸素を供給できなくなり、茎も腐り、葉も枯れるようです。


深刻ですね。
この根腐れの原因は、酸素不足によるものだとされています。
酸素が不足することで、酸素が少ない環境を好む菌(根腐れを促進する菌など)が跋扈してしまうのだとか…


というわけで、風通しがとても重要なことがわかりましたが…
ついで言うと扇風機では、風通しを良くする方法としてはいまいちなようですね…


風通しを良くするには、扇風機ではなくサーキュレーターが必要なようです。
これまたわからない…私、扇風機とサーキュレーターの違いすらわかっていなかったです。


簡単にその違いを言うとこんな感じ↓
扇風機:広範囲に風を送り、人が涼をとることを目的としている
サーキュレーター:直線的な風を送り、空気を循環させることを目的としている


そういうことであれば、サーキュレーターを選択するべきであることがわかります。

サーキュレーターを設置



キノコの発生は、部屋が湿潤であることを表しています。
つまりは、風通しを良くすることで、この湿潤状態を回避できると考えた私は、早速サーキュレーターをポチリました。


買った商品は、「ボルネードサーキュレーター660-JP」というもの。
結構いいやつを買ったつもりです!



仕様はこんな感じです。


メーカーVorunado(ボルネード)
型番660-JP
ワット数46W
電圧100V
騒音レベル67dB
畳数21畳以上


畳数が21畳以上とかなり広い空間で使用できるものとなっております。
というのも、あまりに小さいと空気を循環させられないのではないかと心配だったからです。


その点このサーキュレーターは、風力を4段階調整でき、自分の部屋にあった風を作ることができます。
風力が足りない…ということにはならないです。最大出力にしたときに、風は25メートル先まで届くのだとか…
ただ、最大出力だと、少しうるさいですね(掃除機とかドライヤーとまではいかないけど)。


あとこのVORNADOさんの特徴として、竜巻状の風を作り出すことによって空気を循環させるようです。愛され続けて70年というのも信用に足りますね!!



さてさて、さっそく設置してみました。
部屋の隅に設置して、窓を開けて、窓に向かってフルパワーで稼働させてみました。


窓を開けた状態で、窓に向かってサーキュレーターで風を送ると、室内の空気を外に出して、外の空気を取り入れることができるということなので、試してみました。



試してみると、外から風が入ってくるではないですか!?
室内の空気が入れ替わっていることを確かに感じます。VORNADO…恐ろしい子。


昨今のコロナ対策として挙げられる換気にも、十分活用できますね。
これぞ換気って感じです。


次に、エアコンの風が直接当たる位置に、サーキュレーターを天井に向かけて設置してみました。
すると、部屋の隅にいても涼しい風がどこからともなく吹いていることを体感できました。


こりゃあすごい。


設定温度を28℃で十分快適に過ごせます。
空気の流れを作ることで、ここまで住空間が快適になるなんて思いもしなかったです。
これは良い買い物をしました。


しばらく使ってみたところ



………(導入して2週間後)


サーキュレーターを設置してかれこれ2週間くらい経ってみて、本当に買ってよかったことを実感しています。
その理由は以下の3つ。


1つ目は、早朝の換気で、気持ちの良い外気を取り込んですっきりした1日を始めることができること。



私は朝5時に起床するのですが、起きてすぐに部屋の窓を全て開けて、窓に向かってサーキュレーターを使って換気しています。


ただ、窓を開けるだけでは、なかなか外の空気の気持ちよさを感じられないのですが、サーキュレーターを使うことで、まるで早朝散歩をしている時のような気持ちの良い空気を部屋で味わうことができます。


起床したての寝ぼけた頭を目覚めさせる良い習慣となり、早起きをしたい人にもぜひおすすめです。


2つ目は、エアコンの設定温度は冷房は高めでも快適に過ごせること。


これについては、サーキュレーターの効果としてよく聞く話ですが、実際に使用してみてその効果を実感しています。


如何にエアコンの送った涼しい風を循環させるかが重要であることがわかりました。


エアコンって設定温度下げ過ぎると、確かに涼しいですが気分が悪くなることがあったので、設定温度高めで尚且つ涼しい風がそよそよ吹いている状態にできるサーキュレーターは夏場とても重宝しています。


暖房での使用はまだですが、今年の冬は快適に過ごせるだろうと期待が高まっています。


3つめは、キノコが生えなくなった上に観葉植物が元気に育っていること。


導入当初の目的でもあった、キノコを生やさないことですが、狙い通りキノコは生えなくなりました( ;∀;)よかった…


そしてなにより、植物たちは元気に育っております。
観葉植物のうち、パキラやコーヒーの木は目に見えて元気になってきました。


風通しが良くなり、植物の裏側にある気孔の開閉が促進され、光合成や呼吸を促しているようですね。


また風通しが良くなり、鉢内の蒸れを防いでくれているおかげで、コバエも湧かなくなりました( ;∀;)
これは本当にありがたい…
湿度が高いとコバエの温床になってしまうようですね…


植物にとって風通は、本当に大切であることを実感しております。
本来、植物は自然環境にいるわけで、そこでは常に風を受けているのですよね。



それが観葉植物として室内につれてこられているわけで、植物にとっては不自然な環境につれてこられていることになります。ですから、できるだけ、自然に近い状態を保ってあげることがとても大切なのだと思います。


以上の3つが、導入してよかったと思えるところです。
今のところ、導入して悪かったところはありません。


おすすめです。
観葉植物にキノコが生えてしまった方、そうでない方にも住環境を快適にするためにぜひサーキュレーターをオススメします!