手軽に自信をつける方法があったら便利だと思いませんか。それがあるんです!
最近の研究では、どんなに自信がなくても、落ち込んで元気が出ない時でも、胸を張って勝利のポーズをすることで、人は自然と自信が湧いてくることがわかってきました。
何かに成功した時、勝利した時、人は感情をガッツポーズなどの勝利を意味するようなジェスチャーをしますよね。
例えば、陸上選手が100m走で1位を獲得してガッツポーズする姿は、良くテレビなどで目にするのではないでしょうか。
あの勝利のポーズ、パワーポーズとも言われています。
パワーポーズは、日常的に行うだけで自信をつけることができます。
つまり、何かに勝利、成功する必要なく、ポーズをとることで自信を身に着けることができるのです。
そして、自信が身につけばあらゆることにチャレンジするようになり、それが勝利や成功へと人を導きます。そうして自信が身につく好循環が生まれます。
では、パワーポーズをするだけで、なぜ僕たち人間は自信をつけることができるのでしょうか。
目次
パワーポーズで自信がつく理由
このパワーポーズで自信がつくことについては、ハーバード大学、社会心理学者、エイミー・カディがTEDでわかりやすく説明しています。
パワーポーズは、ハイパワーポーズをローパワーポーズに分けられます。

ハイパワーポーズは、手を広げたり、どっしりと構えて椅子に座ったり、どちらも背筋を伸ばし胸を張ります。
確かに、このようなポーズをするときは、余裕があったり、攻撃的だったり、自信があるからこそできるようなポーズであることがわかります。

ローパワーポーズは、手を身体の内側に閉じて、背中が丸くなった状態です。猫背もローパワーポーズに当たります。
悲しい時や、反省している時に取りうるポーズであることがわかります。
テストステロンが増加しコルチゾールが減少
研究での実験は、次のように行われました。
①被験者の唾液を採取
②その後、ハイパワーポーズとローパワーポーズを行う組に分ける
③それぞれの組は、パワーポーズを2分間行う
④その後、質疑応答とギャンブル試験、そして再度唾液を採取

ハイパワーポーズとローパワーポーズでは、ギャンブル試験を行った際に、賭けに出る確率に影響が出ます。
その差は、26%もあります。

テストステロンの値も、大きく差が出ます。
ハイパワーポーズを行うことで、20%も上昇します。反対にローパワーポーズを行うと10%も減少してしまいます。
テストステロンについては、以前も触れていますが、この男性ホルモンが分泌されまくるととてもモテるようになります。
テストステロンが多く分泌されると、集中力が上がり、リスクを選択を好むようになると言われています。ギャンブル試験で賭けに出ることもこのテストステロンが影響していると考えられます。

コルチゾールの値にも大きく差が出ます。
ハイパワーポーズでは、25%も上昇し、ローパワーポーズでは15%も上昇します。
コルチゾールは、ストレスを受けた時に分泌されることから「ストレスホルモン」とも呼ばれているホルモンです。
ストレスが溜まると様々な身体的愁訴、精神的愁訴が生じます。
集中力もなくなりますか、挑戦的な行動が取れなくなります。
パワーポーズはコルチゾールが減少してストレスを軽減します。そしてテストステロンが多く分泌されるようになり、挑戦的に様々なことを行えるようになります。つまり自信がつきます。
一方でローパワーポーズは、コルチゾールが分泌されてストレスが上昇します。またテストステロンの分泌も減少して、ネガティブになり、様々な事をやらなくなってしまいます。当然、自信がつかなくなります。
◆ ハイパワーポーズはテストステロンを上昇させる
◆ ハイパワーポーズはコルチゾールを軽減させる
フリで構わないからポーズを取ろう
このハイパワーポーズは、もちろん日常生活でも効果を発揮します。
自信がないときは、ぜひ2分間で良いのですから、このハイパワーポーズを行いましょう。
恥ずかしいなら、人目につかない場所で行うと良いです。
プレゼンの前や、交渉の前に堂々と自信を持って仕事をする時や、彼女との初めてのデートなど、自信を持って行動することが望ましい局面では特に実施していきましょう。
ハイパワーポーズは、デート、プレゼン、交渉など重要な局面の前に2分間行おう!
そして何より、このハイパワーポーズは、成功、勝利を掴むために、日々行うことが大切です。
成功、勝利したから自信がつくのではなく、自信があるから成功、勝利を獲得できるのです。
ぜひ、今日から実践して、獲得したい未来を手に入れましょう!