なぜROLANDに惹かれるのか


最近、ホスト界の帝王、ROLAND(ローランド)さんの著書、「俺か、俺以外か。」を読みました。
前々から気になっていたのですが…



気にはなっていたものの、なかなか読めずにいたのですが、
ROLANDさんの動画をYouTubeで目にするようになったから「この人についてもっと知りたい!」という気持ちになり、読むことにしました。


ROLANDさん、「THE ROLAND SHOW」というYouTubeチャンネルを持っていて、2021年10月16日時点でチャンネル登録者数105万人います…めちゃくちゃ人気ですよね。


その中で最近見た、ROLANDさんがコロナ禍で潰れかけのイタリアンを買い取って、新規にBELLA NOTTEというイタリアンレストランを立ち上げる話ですが、ROLANDさんの素の優しさとかが垣間見えたりして楽しめました。


このような人がホスト界の帝王だったのか!
今は当時のようなギラギラした勢いではなく、落ち着きのある色気のある大人のようなイメージが強く感じるROLANDさん。どういう考え方をする人なのか…気になる!


そこで本書「俺か、俺以外か。」を読んでみました。
その中で私が気に入っている箇所を掻い摘んで紹介したいと思います。


ROLAND(ローランド)さんって何者という人のために


1992年に東京八王子市で生まれる。帝京高等学校卒業後、帝京大学理工学部に進学するもすぐに中退し18歳で東城誠(とうじょう まこと)の源氏名でホストデビュー。1年間の下積み時代を経た後、歌舞伎町の数々の最年少記録を更新し21歳にして当時所属していた店舗の代表取締役に就任。

2013年に大手ホストクラブグループ『KG-produce』の『PLATINA -本店-』に、現役ホストとしては史上最高額の移籍金で移籍。その後は数々のテレビ番組に出演するなどタレントとしても活躍。

2017年8月に東城誠からROLAND(ローランド)に改名。

2018年のバースデーイベントでは6000万以上を売り上げ、グループの個人最高売り上げ記録を樹立。この様子は当時テレビ朝日系列で放送されていたバラエティ番組、『ソノサキ』で放送されて、ROLANDの名前は一躍一般の層にも知れ渡るようになる。その後現役ホストを引退しKG-produceから独立。同年10月より自身が設立した個人事務所シュヴァルツに所属。

2019年に自身初の展覧会『Ro LAND ~俺か、俺以外か~』を開催、延べ10万人を動員する。同年4月にホストクラブ『THE CLUB』を開業。

ウィキペディア「ROLAND(ホスト)」


下積み時代が1年あるとはいえ、たった1年でトップの座に君臨するあたり、かなりの努力家だということがわかります。


ROLAND(ローランド)さん名言「スタイルがいい人は、仕事ができる。」


本著の中で、私が共感したROLANDさんの言葉の一つです。


ROLANDさんは、このことを前々から言い続けているのだそうです。
事実、ROLANDさんはめちゃくちゃスタイルが良いですよね…
そして、事業をいくつも立ち上げて成功させている所謂仕事ができる人です…説得力があります。


そして、その理由は、スタイル人が良い人は、自分に厳しく、ストイックで、健康に気を使うことができているからだと言っています。


また、健康に気を使うことは、そこに時間をかけることであり、それは時間管理ができなければならないことであると考えているようです。


私もこのことには大いに同意です。
目的のために、目標を決めて日々の行動に落とし込むことができている人は、1日の時間の使い方が明確で行動に無駄がないように思います。


自分が目指す理想の身体が、明確になっていて、その為に時間を管理して、そうなれるように努力ができているが故にスタイルが良いのだと考えることはできます。


仕事において時間管理はとても重要なスキルであるし、それができずにだらだら仕事をしている人は「仕事ができる人」だとは思われませんし、思いたくもないですよね。



ROLAND(ローランド)思考「意図的に生活感を排除している。」


本著では、随所にROLANDさんの名言が記載されております。
その中で、私が個人的にとても興味が惹かれたこの考え、「意図的に生活感を排除している。」


どういうことなのか…


具体的には、食事しているところをメディアで極力発信しないことにしているようです。
食事は本著に書かれていますが、その姿を見せること自体が無防備で、気を許したということを表してしまいます。


ホストは夢を魅させることが仕事であるために、この生活感を削ぎ落すのだそうです。


では、なぜこの生活感は夢を魅させるために邪魔になってしまうのでしょうか。


それは、生活感によって日常が想起されてしまうからなのだと思います。
非日常の体験、例えばコンサートに行ったりしたとき、そこにはステージがあり、ステージの上では非日常が繰り広げられます。一方で、ステージ裏には楽屋といった、ステージ上に立つための準備をしたり、人間として必要な休息や食事が行われる場所があります。


ステージ裏は、観客の目につかないように隠されています。
それは、そこには生活感、つまりは人間っぽさがあふれているからです。


なるほど、そういうことであるならば、夢を魅させる、非日常を体験するような場を作るには、その空間や人物の生活感を削ぎ落すことが必要なのだと思います。


言われてみると当たり前かもしれませんが、これを意識して過ごして実践している人はなかなかいないと思います。
この考え方は、非日常を考える上でとても役立つ考え方だと思い、気に入っております。


勿論本著は、この他にもROLANDさんの思考を汲み取れる発言などが随所に散りばめられています。
ぜひ一読してみてはいかがでしょうか。